一万円程度の少額の借金をするためには

弁護士1

一万円や二万円程度の少額の借金であれば、親や兄弟から借りるのが簡単な方法です。ただ、親兄弟と折り合いが悪かったり、これまで何度か借りているものの返済していなかったりといった場合は貸してくれない可能性が高くなります。

また、友人に対しては関係を壊すのが怖くてお金を貸してと頼むことはできないという人も少なくないでしょう。身内から借りられないのであれば貸金業者や役所を頼るしかありません。

親兄弟から借りられないならまずは質屋へ

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少額のお金を身内から借りられないというのであれば、まず質屋の利用を考慮してみるといいでしょう。質屋をリサイクルショップの一種と捉えている人の中には質屋がお金を貸してくれることを知らないという人もいるかもしれませんが、質屋としての免許を持っている店であれば客にお金を貸すことは可能です。

ただ、お金の貸し方は銀行や消費者金融とは異なります。具体的には、客が持ち込んできた品物の値段を鑑定し、その値段に見合った金額なら融資するという仕組みになっています。例えば、客がデジタルカメラを持ち込んできた場合、そのカメラが中古市場でどれぐらいの値段で取引されているのかを調べ、融資可能額を決めて伝えるのです。

一万円程度で取引されているカメラであればその半分の五千円程度までなら融資可能ということになるでしょう。なお、客が持ってきた品物は担保として質屋が預かり、客がお金を返せなくなった場合は質屋に所有権が移ります。

借り入れに伴うリスクが少ない質屋

少額の借り入れで一般的な貸金業者よりも質屋を利用した方がいい理由としては、借り入れのリスクが少ないということが挙げられます。

もし、消費者金融に対して一万円の借り入れを申し込んだ場合、わずかな金額といえども自宅や勤務先に在籍確認の電話がかかってきますし、信用情報会社のデータベースに借金を申し込んだという記録が残ってしまうのです。

また、自宅に消費者金融からカードが送られてきて、配偶者などの家族が受け取ってしまい、「なぜ消費者金融から借金をするのか」と問い詰められるなど騒ぎになるかもしれません。質屋で借りる場合はそういった煩わしさが一切なく、担保になりそうなものを持っていけばすぐにその場でお金を借りることができます。

もちろん、客が盗品を持ち込んでくることもあるので身分証明書の提示は義務化されていますが、信用情報会社のデータベースには記録されることはないのです。

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質屋からお金を借りるためには担保が必要

ただ、質屋からお金を借りる場合、担保にできるものがないとどうにもなりません。質屋によって多少異なりますが基本的に担保にできるものは幅が広く、貴金属、高級腕時計、ブランド物のバッグなど以外でも家電製品、楽器、洋服などでお金を借りることも可能です。

しかし、売れる物はすべて売って自宅にはなにもないという人もいるでしょう。では、質屋から借りられない場合はどうすればいいのかというと、まず考えられるのは銀行や消費者金融のカードローンを利用する方法です。在籍確認の電話がかかってきたり、郵便物が自宅に送られてきたりといろいろなリスクは承知で、背に腹は代えられないというのてあれば申し込むしかありません。

カードローンは数十万円の借り入れが前提になっていて、一万円程度の少額融資だと断られるのではと思う人もいるかもしれませんがそんなことはありません。そのような金額でも審査に通りさえすれば普通に貸してくれます。

銀行や消費者金融はたった一万円でも貸してくれる

銀行や消費者金融からお金を借りる場合、一番問題になるのは、申込者がきちんと働いていて、毎月収入を得ているかという点です。質屋では客が無職でも自己破産したばかりでも担保になる物さえ持ってくれば貸してくれますが、銀行と消費者金融はそう簡単ではありません。

一万円程度の金額ならその気になればいろいろな手段で用意できるのだから、どんな立場の人間でもとりあえず貸してあげようという風にはならないのです。

無職、無収入の人が一万円の融資を希望した場合、ほぼ確実に審査で落とされるでしょう。それでは、無職、無収入、担保にできそうな物も持っていないという人はお金を借りられないのでしょうか。実際、家族や友人を頼れないのであればこうした人がお金を借りるのは相当難しいですが、役所で相談すれば10万円程度ぐらいまでなら貸してくれる可能性はあります。

食費すら出せないような人に対して緊急に融資する制度があるからです。

緊急小口資金制度でお金を借りる

役所が生活支援のために緊急にお金を融資してくれる制度は「緊急小口資金」と呼ばれています。ただ、そう簡単には貸してもらえません。申請するにあたってかなり細かい条件が存在し、それをクリアできなければ審査で落とされてしまうのです。

例えば、借りたお金の使い道は医療費、食費などの生活費に限定されます。彼女とデートにいきたいから一万円を貸してほしいといった申請が通ることは絶対にありません。また、借りた日から二ヶ月程度で返済するというのも必須条件です。

一括で返済する必要はなく分割返済も認められますが、初回返済日はあくまでも借入日から二ヶ月程度以内と決まっており、その頃までに収入を得る見込みがあるというのが融資を受けるための条件になっています。つまり、無職で無収入の人が、その状況を改善せずに緊急小口資金制度を利用してお金を借りることはできないのです。

どこからも借りられないからといってヤミ金と違法行為は厳禁

緊急小口資金制度でも借りられないとなると、ほとんど手詰まりということになりかなり厳しいです。こういう状況では一つ注意しなければならないことがあります。それは、SNSなどで掲載されている「10万円までならすぐに融資します」「お金に困っている人、なんとかなります」といった書き込みに反応しないことです。

これらの書き込みはヤミ金やオレオレ詐欺の受け子など違法バイトの勧誘である可能性が非常に高く、応じてしまったら家族に多大な迷惑をかけたり、犯罪者になったりしてしまうかもしれません。

働き始めれば状況は改善する

無職の状態を維持したままお金を借りるのはやはり難しく、とにかく働き始めるというのが金欠状態を解消するための現実的な対応策といえるでしょう。例えば、バイトを始めて一週間程度でもクレジットカードの審査に通る可能性はありますし、給料の前借りもできます。

また、将来的な収入が約束されるので緊急小口資金の審査に通る可能性が高くなり、そこから借り入れができれば給料日までしのぐことも可能です。